野球の大谷翔平や、ボクシングの井上尚弥など、
何かに熱中している人というのは、とてもカッコ良いものです。
彼らほどとまでは言わなくても、何かに熱中したい。
本気で物事に取り組んでみたいと思っている人も多いのではないでしょうか。
また、その熱中できるものを見つけてみたいと思っている人もいるでしょう。
今回は「本気の出し方」というテーマで、記事を書かせていただきました。
僕はオーストラリアで、ブルーベリーピッキングを通して本気について深く考え、
100人いるピッカーの中で業績1位を獲得することができました。
現在はサーフィンと、このブログに打ち込んでいます。
それでは解説していきます。
自己紹介
オーストラリアのブルーベリーピッキングで、
本気の出し方を見つけただけの男です。
まだまだ歓喜に至るほどの成功はしていないけど、
だからこそ伝わる何かがあると思っています。
今はブログで稼げるようになるため奮闘中です。
では解説していきます。
1,本気の出し方
1,自分基準でいること・人と比べないこと
まずは、本気っていうのは自分の中にあるものです。
だから自分基準でいることが、とても大切になってきます。
人と比べていると、いつまで経っても軸がぶれてしまいます。
また、その本気になりたいことに対して100%好きになるという日は来ません。
受け入れてください。
逆に60%好きはもう結構好きだということを認めてあげましょう。
「あの人より好きじゃないから、あの人みたいに頑張れないから。」
なんて思う必要はありません。
自分の中で「多分これを今は結構好きなほうだ」くらいで全然良いのです。
自分がそのことを、結構好きだということに気づいたら
「あいつより好きじゃないし、あいつより劣ってて当たり前」
という考えがなくなります。
憧れのその人が、憧れではなく自分がなるべき姿と捉えれば、
自分ももう少しできるんじゃないかと思えてきます。
これは余談ですが、
憧れのその人にすごいって言わない方がいいと思います。
その人にとっては、今やってることが当たり前で、
もっと上を目指している可能性があります。
憧れの人と話すなら「すごい」ではなく、
「自分もそうなりたいけど自分は今こういうことを意識して頑張っている。
もっと上手くなるためにどうしたら良いですか?」と聞きましょう。
そしたらその人は憧れではなく仲間になります。
2,小さな成長や自分だけの楽しさを全力で感じること
本気っていうのはかなり泥臭くて地味なことが多いです。
好奇心が旺盛なのは大切ですが、
ドシっと構え一つのことを継続することも大切です。
その中で忘れてはいけないことは、楽しむということです。
ただし、ある程度高いレベルになると、
成長や新しい刺激というものを感じにくくなってしまうのもわかります。
そんな時は楽しむハードルを極端に下げて全力で感じましょう。
僕の場合、本気の対象は、ブルーベリー収穫とサーフィンだったのですが、
例えばブルーベリーなら
「今の収穫の仕方うますぎ!俺天才かも。」とか
「このバケツに入っていくブルーベリーの音が好きやねんな」とか
「みんな出来ない、走ってバケツを出しに行く時の快感やばいな」とか、
かなり自分に酔ってニヤリとする瞬間を見つけていました。
あるいはサーフィンなら
「ターンの時の視線は真横じゃなくてちょっとだけ斜め上を向くのか」とか
「手のひらは上向きの方が体を捻りやすいな」と、
とてつもなく小さい成長を全力で感じていました。
またサーフィンも、ブルーベリーと同じように
「ワックスを塗ってる時の俺カッケー」とか
「はい。今のターン俺うますぎー」とか
「海から上がってきた俺カッコ良すぎ」と
自分に酔えるポイントを沢山見つけていました。笑
このように一見地味なことも、自分基準の楽しいポイントみたいなものがあれば
自然と本気になれると思います。
単純な努力ではなく、その対象を楽しむ努力をするように心がけています。
3,続けるための心構えを持つ
とはいえ、成長も新しい刺激も感じられなくなる時もありますし、
今日はやりたくないと思う時もあります。
そんな時僕が意識しているのは、めちゃくちゃ小さくてもいいから0.01mm進むということです。
例えばサーフィンなら
「海に入って1時間すればサーフィンした」ではなくて
「海を眺めてサーフィンをイメージした」もサーフィンとしてカウントしています。
流石に「海に行かずにストレッチをしたこと」はサーフィンに含みませんが、
波で遊んだという大きな括りで見て「海を見てイメージすること」もサーフィンということにしていました。
ブルーベリーなら「めちゃくちゃサボってもいいから絶対に仕事には参加する。」とか
「はじめの1バケツ分の収穫だけ頑張ってみる」という感じです。
やり始めたら案外できる時もありますし、
無理でもそれでOKにしていました。
とりあえず無理なりに頑張った、少しでも前に進んだという実感が大切になってくると思います。
また、1日や2日休んだくらいで0になるわけじゃありません。
全然休みたい週や月もあると思います。
そんな時に完璧主義にならないように、休んでも普段はしっかりやっているからOKと思うように心がけています。
4,ちょっとキツくなった時に支えてくれる人がいること
それでもきつい時はめちゃくちゃあります。
そんな時支えてくれる人がいることは、僕の中ではかなり大きかったです。
これは傷の舐め合いという意味ではなくて、
あいつも頑張ってるし俺も頑張ろうと思える仲間やライバルのことです。
同じ職場や同じ目標がある人なら尚更いいですが、
そうでなくてもその人のことを思い描き、
あいつも今頃頑張っているだろうなと思うと勇気が湧いてきます。
また家族やシェアメイトにもかなり救われました。
本当に疲れて帰った時には、ご飯を作ってくれる、
いろんなものを買ってきてくれる、
喋り相手になってくれるというのはかなり大切なことです。
大切な人に対してのリスペクトや感謝を忘れないようにしましょう。
そういった想いがあなたの本気につながっているのです。
ただし基本的には、自分の課題に打ち込みましょう。
そんな仲間はいないと嘆くくらいの時は、
全然頑張れていないことが多いです。
まずは自分に焦点を当てましょう。
5,嫌いになる覚悟を持つこと
好きで始めたことに限ることですが、
その好きなことが嫌いになるかもしれないと先に予想しておきましょう。
そうなった時に、自分はどのような立ち回りをするのか考えておくことはとても重要です。
そうすることで嫌いになりそうな時も、
その中で好きなポイントに目が向きやすくなりますし、
嫌いになってもいいやと腹を括ることができます。
また、今はそれがやりたいと思っているけれど、
ふとした瞬間に「あ、違うな。」と思う瞬間は結構きます。
好きなことを好きで塗り固めるのではなく、
いつかやめるかもしれない。
今しかないと思うことも非常に大事です。
2,本気になれるものの見つけ方
とはいえ「本気でやりたいものがないし、
そもそも好きなことが何かも分からないし」と言う人もいるでしょう。
わかります。僕もそういう時期がありました。
でも今ならこう思います。
いやいや、「これがあなたが本気を出すべきことです。」と天からお告げが聞こえて、
やりたいことが降ってくると思いますか?そんなわけないやん。
僕たちがやりたいこと・本気になれることに気づけるのは”行動している時のみ”です。
だからちょっと興味があるかも、ということを片っ端からやってみるのがいいと思います。
仕事の休みの日にできる小さい新しいことで大丈夫です。
その新たなものや、人との出会いがあなたを大きく変えるかもしれません。
ここでは、その中で僕が特に意識しているポイントをいくつか紹介します。
1,とりあえずやってみる
本田圭佑さんも言っていましたが、量をやらないと質なんて分かりません。
今の世の中便利なものが多すぎて、簡単に出来てしまうことが当たり前になってきています。
「効率だけ求めるなら生まれてきた瞬間に死ねばいい」と、
ひすいこたろうさんとSHOGENさんの本にも書いてありましたが、
難しいことだからこそ面白いのだと思います。
というか「面白いこと」「好きなこと」というのは必ず「難しい」や「わからない」を含むものなのです。
本気になりたいと言っている人の多くは、楽にできるようになりたいと思っているような気がします。
楽に稼ぎたい。
楽して生きたい。
楽してかっこよくなりたい。
楽して強くなりたい。などです。
そうではなくとりあえずやってみる。
「効率が」とか「将来が」とか「環境が」とか言ってる場合じゃないですよ。
行動だけが自分を作っていくのです。
そして、この「楽に」を求める考え方を継続してしまうと、結構死活問題になります。
行動しない→自己嫌悪になる→苦しいので文句も増える→人間関係も悪くなる
というように余計にキツくなってしまいます。
ここは結構「えいやっ!」で越えなくてはいけません。
思い切って仕事を休んでみるとか、
住んでいる場所を変えるとか、
仕事を変えるとか、
新しい趣味を始めてみるとか、
新しい人に会ってみるとかがその例ですね。
そこをめんどくさがると余計キツくなります。
僕がそうでした笑
世の中めんどくさいことで成り立っているようです。
無理に楽しむ必要はないですが、
めんどくさいを受け入れましょう。
もう仕方ないのです。
2,その中で自分基準で面白いと思うことを見つける
例えばその中で、新しくゴルフを始めてみたとします。
仕事の休みの日にはゴルフに行くようになりました。
するとゴルフ仲間もできて楽しくなってきました。
それだけでも十分ですが、そこでもう一段階深めてみましょう。
例えば「忙しくて忘れていたけど、そういえば俺は自然が好きだったな。」
「ゴルフは個人種目だけど、チームプレーも楽しいよな。」
「みんなとは違うかもしれないけど、ゴルフ中に喋る何気ない会話をしている時間が好きなんだよな。」的な具合です。
新しいことを始めることで、
感じる心が刺激され、自分の中で大切にしている価値観を思い出すきっかけになるはずです。
この時みんなと同じ楽しさを見つけなくて全然OKです。
あくまで自分軸で、楽しいと思う瞬間をたくさん見つけましょう。
3,その楽しさを全力で感じ・新たなスタートに変える。
興味あることをやってみると、何かしらの発見があるはずです。
例えその対象に没頭できなかったとしても、自分が好きなポイントを感じることにだけは全力でありましょう。
そうすることで、次何かをしようと思った時に活かせるはずです。
この時に注意するべきことは、100%好きになることを目指さないことです。
「なんかほんまに好きなんかなあ、別に普通やけどなあ。」
くらいの状態って結構好きな部類に入ると思います。
また好きと上手いが比例しないといけないと思っている人が多いようですが、
好きだけどめちゃくちゃ下手くそ。って全然普通ですよ。
好きかどうかは友達基準や上手いかどうか・得意かどうかではなく
自分に聞くように習慣づけましょう。
いかがでしたか?
本気の出し方というものが何となくイメージできたと思います。
僕も本気になりたいけれどどうかな、と思う時期が結構ありました。
今の方が頑張れているけれど、実はその時の方がきつかったです。
こんなやり方効率悪いやんと言って、全くやろうともしなかったり、
なんでやらないといけないか分からないと途方に暮れたこともあります。
また毎日のように全然頑張れないことで自己嫌悪に陥っていたこともありました。
でもそのような時期があったからこそ、今があると真面目に思います。
本気はそんなに簡単なものではないですが、
こうやってひとつひとつやっていると、そこまで難しくないようにも感じます。
皆さんがやりたいことに対して、少しでも本気で取り組めるようになったら幸いです。
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